バイクに乗っていて無過失交通事故に遭った時の記録を書いています。このシリーズの記事では、
- 無過失交通事故に遭うとこんな苦労をする
- 相手の保険会社と交渉する時はこんな対策をしたほうがいい
- 自動車保険の弁護士費用特約は絶対に入っておくべき
ということを伝えたいと思っています。
少しでもお役に立てればうれしいです。
弁護士費用特約の重要性を知る
今回の記事では、
無過失交通事故 パート8 弁護士費用特約の重要性を知る
というテーマで書きます。
警察署へ向かう

病院の会計カウンター近辺で、自分が加入している任意保険の担当者から、
「当社では示談交渉の代行は行えません」
と言われて呆然としたオレ。
途方に暮れるとはまさにこのこと。
とにかく、今後のことが不安で不安で仕方がなかったです。
ただ、病院でいつまでもグズグズしているわけにはいきません。
オレには、警察署に行って現場検証をする、というミッションが残っています。
気を取り直して病院を後にしました。
電車に乗って移動中、「無過失事故」について検索

警察署へは、電車を使って移動しました。
オレが運ばれた病院が駅の近くだったことと、警察署も駅の近くだったことから、移動手段として電車を選びました。
病院の最寄りの駅から電車に乗り、警察署を目指しました。
昼の時間帯だというのに、電車内はけっこう混雑してました。
電車の中で、さっそく「無過失事故」について調べてみました。
検索ワードは、「無過失事故 示談」です。
実際に検索して頂くと一目瞭然ですが、
ネットには、無過失事故であるがゆえに苦労された方々のエピソードがあふれていました。
オレにとっては初耳でしたが、
無過失事故の場合、保険会社は事故とは無関係なのだそうです。
その理由は、相手側に対して損害賠償責任が発生しないから、だそうです。
もしその状況で示談交渉を行うと、
弁護士法第72条(非弁活動の禁止)
に抵触することになるそうです。
任意保険会社の担当者が「示談は行えません」と言ったのにはビックリしましたが、
法律的な背景があったのですね。
ここまで来たら、あきらめるしかありません。
弁護士費用特約の重要性を知る

さらにネットの記事を読み進めていくと、気になるひと言が書いてありました。
それは、
「弁護士費用特約は絶対に付けておくべき!」
との文言でした。
なぜなら、今回の事故のように相手が歩行者だと、対応する保険に入っている確率はあまり高くなく、交渉がうまくいかない場合が多いため。
その交渉をスムーズに進めるためには、弁護士に依頼するのが最も効果的。
しかし、弁護士費用特約を付けていない場合は、弁護士に依頼すると高額な費用がかかり、請求する賠償額が低い場合は「費用割れ」することさえある。
オレはスマホを片手に持ちながら、大きなため息をつきました。
オレは弁護士費用特約を付けていない

大きなため息をついたあと、
『オレ、弁護士費用特約なんて付けてないな。絶対に付けてない』
と独り言を言いました。
さらに、
『オレはなぜ弁護士費用特約を付帯していなかったんだ!』
と心の中で何度も叫びました。
思い返せば、1年に1度の任意保険の見直し時に、「弁護士費用特約」のオプションが表示されていました。
でもオレは、
『なんで弁護士費用特約なんて必要なの? 保険会社が示談してくれるでしょ? こんな特約に入る人なんているのかなー。ちなみに費用はいくら? えっ! 3,000円! 高いでしょー。絶対に弁護士費用特約なんて必要無い!』
と一蹴していたのです。
たった3,000円です。
3,000円をケチったがために、大きなピンチに遭遇してしまいました。
オレは本物のバカヤローです。
後悔先に立たず。
今さらどうしようもありません。
仕事でもプライベートでも、「交渉」なんてほとんどしたことがありません。
これから起こりうる出来事を想像して、不安ばかりが募るオレでした。
そうこうしているうちに、電車は警察署の最寄り駅に到着。
駅の改札を出て、GPSを頼りに警察署へ向かいました。
この続きはまた書きます。
読んでくださりありがとうございます。
事故の概要
- 当方:バイク
- 相手:歩行者(中年男性)
- 事故時間帯:午後
- 事故現場:幹線道路(横断禁止場所)
- 事故状況:右折信号(矢印)で右折した後、反対車線の信号待ちの車の間から、道路を横断しようとした歩行者が飛び出してきた。オレは歩行者を回避してバイクごと転倒。歩行者には接触していない。

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