こんにちは。
ご家族に、アルツハイマー型認知症を患っている方がいらっしゃいますか?
ご存知の通り、アルツハイマー型認知症は、記憶力や判断力などの認知機能が低下する病気です。
それゆえ、日常生活で大切なものを忘れたり、なくしたりすることが多くなります。
特に、自宅の鍵は外出や帰宅の際に必要なものなので、紛失すると大きなトラブルになりかねません。
そこで今回は、
アルツハイマー型認知症の親が自宅の鍵を紛失しないようにする工夫
というテーマで記事を書いていきます。
参考にしていただければうれしいです。
アルツハイマー型認知症の親が自宅の鍵を紛失しないようにする工夫
親が自宅の鍵を紛失しないようにする工夫をいくつかご紹介します。
カギに鈴やキーホルダーをつける
親が自宅の鍵を紛失しないようにする工夫の1つ目は、
カギに鈴やキーホルダーをつける
です。
カギは小さくて目立たないものなので、見つけにくいです。
そこで、カギに鈴やキーホルダーをつけると、音や色で目立たせることができます。
また、カギを探すときに鈴の音が聞こえると、場所がわかりやすくなります。
これは、アルツハイマー型認知症を患っているご本人だけでなく、ご家族が鍵を探す場合にも効果的な方法です。
なお、キーホルダーは大きめのものを選ぶと、より一層鍵の紛失を防ぐことができます。
また、親御さんがお好きなデザインやキャラクターのものを選ぶと、気に入って使ってくれるかもしれません。
アルツハイマー型認知症の方は、見慣れないものを見ると捨ててしまうという方がいらっしゃるようです。
なるべく、親しみを持てるものを付けてあげて下さい。
鍵の置き場所を決める
親が自宅の鍵を紛失しないようにする工夫の2つ目は、
鍵の置き場所を決める
です。
親御さんが鍵をどこに置いたか忘れることが多い場合は、鍵の置き場所を決めておくと良いです。
例えば、玄関やリビングの目立つところに、鍵かけ用のフックやカゴを設置して、そこに必ずかけたり入れたりするようにします。
また、家族全員が同じ場所に鍵を置くようにすると、互いに確認しやすくなります。
なお、玄関に鍵置き場を設ける場合は、訪問する人から鍵が見えないように置いておきましょう。物騒な時代ですので、防犯は心掛けましょう。
カバンに結びつける
親が自宅の鍵を紛失しないようにする工夫の3つ目は、
カバンに結びつける
です。
鍵を持ち歩くときは、カバンに結びつけると良いです。
いや、持ち歩かない時でも、カバンに結び付けておくと良いです。
具体的には、チェーンやストラップや紐などでカバンとカギをつなげます。
この方法なら、鍵を外したり入れたりする手間が省けるだけでなく、カバンから離れた場所に置き忘れるリスクも減らせます。
ただし、チェーンやストラップは長すぎないようにしましょう。
長すぎると引っかかったり絡まったりする可能性があります。
身体機能が衰えてきている親御さんであればなおさら注意して下さい。
カバンに結びつける方法をお勧めすると、
「外出する時のカバンは、毎回違うよね?」
という声を耳にします。
少なくともオレの親は、カバンを一つしか使いません。
こだわりが強くなってしまうのもアルツハイマー型認知症の特徴の一つだそうです。
なので、オレの親に限って言えば、鍵をカバンに結びつける方法は有効です。
キーファインダーを使う
親が自宅の鍵を紛失しないようにする工夫の4つ目は、
キーファインダーを使う
です。
キーファインダーとは、鍵や財布などにつけておく小さなタグと、それを探すためのリモコンからなるシステムです。
いまはスマホのアプリでも使えます。
リモコンやスマホアプリのボタンを押すと、タグから音が鳴り、その場所を教えてくれます。
こうすれば、親御さんが鍵を紛失したとしても、簡単に見つけることができます。
キーファインダーを活用することのメリットは以下の通りです。
- 探し物にかかる時間や労力を大幅に減らすことができる
- ものとられ妄想や不安感を防ぐことができる
- 家族や本人の精神的な負担を軽減することができる
- 操作が簡単で、スマートフォンなどが必要ないので、高齢者でも使いやすい(スマホを使える方はそのほうが簡単かも)
- 電池の出し入れがしにくい設計になっているので、誤飲や紛失の危険性が低い
以上のように、
キーファインダーは認知症の親御さんが自宅の鍵を紛失しないようにすることができます。
また、介護する方の精神的負担も軽減できます。
親御さんの「鍵が無い」という言葉を聞く回数が少なくなりますよ。
キーファインダーはインターネットや家電量販店などで購入することができますので、認知症の親御さんの探し物対策としてぜひ検討してみてください。
まとめ
そこで今回は、
アルツハイマー型認知症の親が自宅の鍵を紛失しないようにする工夫
というテーマで記事を書いてきました。
具体的には、
- カギに鈴やキーホルダーをつける
- 鍵の置き場所を決める
- カバンに結びつける
- キーファインダーを使う
という方法をお勧めしました。
親御さんの病状によって対応は異なるかもしれませんが、
参考になればうれしいです。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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