投資初心者必見!「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が最強と言われる理由と始め方

投資信託

資産形成の第一歩として、今や「オルカン」の愛称で親しまれる「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を外すことはできません。
2026年現在のデータによれば、ファンドの純資産総額は9.8兆円を超え、保有者数はわずか半年間で約169万人増加し424万人に達するなど、個人投資家から圧倒的な支持を集めています。

なぜオルカンがこれほどまでに選ばれるのか。
本記事では、
投資初心者必見!「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が最強と言われる理由と始め方
と題して、専門的なデータを初心者の方にも分かりやすく噛み砕き、客観的な根拠に基づいてその魅力と注意点を徹底解説します。

オルカンの正体:これ1本で世界中に投資できる仕組み

オルカンの最大の特徴は、たった1つの商品で文字通り「全世界」の企業に投資できる点にあります。

世界の時価総額約85%をカバー

オルカンは「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」という株価指数に連動します。
2026年1月時点で、先進国23カ国、新興国24カ国の計47カ国、合計2,515銘柄で構成されていて、全世界の投資可能な株式時価総額の約85%を網羅しています。

主要な国別・銘柄別構成比率(2026年1月時点)

企業の価値に応じて配分を決める「時価総額加重平均」を採用しているため、経済規模の大きい米国が中心となります。

  • 国別比率
    • 米国:61.4%
    • 日本:4.9%
    • 英国:3.6%
    • カナダ:2.9%
    • その他:27.2%
  • 上位組入銘柄(トップ3)
    1. NVIDIA(エヌビディア):4.85%
    2. APPLE(アップル):4.02%
    3. MICROSOFT(マイクロソフト):3.17%

特筆すべきは、情報技術(IT)セクターが全体の26.6%を占めている点です。
デジタル経済における「収穫加速の法則」を背景に、上位の巨大テック企業が世界経済の成長を牽引している実態が反映されています。

初心者に選ばれる3つの圧倒的メリット

メリット1:業界最低水準の運用コスト

保有中にかかる信託報酬(運用管理費用)は年率0.05775%(税込)と、驚異的な低水準です。
一般的なアクティブファンド(年率1.0〜2.0%程度)と比較すると、20年、30年といった長期投資では数百万円単位のコスト差となり、最終的な資産残高に直結します。

メリット2:時代に合わせて中身が変わる「自己浄化作用」

オルカンには「自己浄化作用」とも呼べる優れた機能があります。
定期的な銘柄入れ替えにより、成長する企業の比率を自動的に上げ、衰退する企業の比率を下げます。
投資家が自分で銘柄を選ばなくても、常に「その時の世界経済の主役」に投資し続けられるのです。

メリット3:新NISAへの完全対応と少額投資

100円という少額から投資可能で、新NISAの「つみたて投資枠」「成長投資枠」のどちらでも購入できます。
非課税メリットを最大限に活かしながら、将来の資産を築くインフラとして最適です。

実績分析:なぜ最近の利回りは「年率20%」超えなのか?

直近5年の運用実績は年率20%前後と、理論的な期待収益率(5〜7%)を大きく上回っています。アドバイザーとして冷静に分析すると、この「異常な好調」には明確な裏付けがあります。

「キャピタルゲイン」と「為替ブースト」の相乗効果

オルカンの基準価額(NAV)は、数式で表すと「現地株価 × 保有数量 × 為替レート」で算出されます。
近年の高リターンは、以下の2要素が同期した結果です。

  1. 米国テック株(マグニフィセント・セブン)の躍進: 生成AI革命を背景に、NVIDIAを中心とした巨大IT企業が記録的な成長を遂げました(推定寄与度:約12〜15%)。
  2. 為替ブースト(円安): 為替ヘッジなしの運用のため、日米金利差による歴史的な円安が評価額を押し上げました(推定寄与度:約8〜10%)。

※誠実なアドバイス: この年率20%超えは、産業構造の変化と円安が重なった「歴史的な幸運」による側面が強いといえます。
長期的には平均的な5〜7%程度へ回帰することを前提に、過度な期待を持たず淡々と継続することが重要です。

比較:オルカン vs S&P500 どっちが良い?

米国株指数「S&P500」との違いを以下のテーブルにまとめました。

比較項目eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
分散範囲全世界(47カ国)米国のみ(1カ国)
銘柄数2,515銘柄約500銘柄
米国比率約6割100%
信託報酬(税込)0.05775%0.09372%
リスク特性特定国の衰退リスクを軽減米国の成長を100%享受

判断の基準: 「将来のことは誰にも分からないので、世界全体に分散したい」ならオルカン、「今後も米国の1強が続くと確信している」ならS&P500が選択肢となります。

どこで買うべき?「ポイントの落とし穴」に注意

購入先はSBI証券か楽天証券の2大ネット証券が定石ですが、「投信保有ポイント」の仕組みには決定的な差があります。

  • SBI証券(おすすめ): 「投信マイレージ」により、オルカンの保有残高に対して継続的にポイントが付与されます。 長期保有するほど、この還元がじわじわと効いてきます。
  • 楽天証券(注意が必要): 「投信残高ポイントプログラム」の対象は楽天ブランドの6銘柄に限定されており、本家オルカンの保有では継続的な残高ポイントが貯まりません。 楽天ユーザーであっても、オルカンを主力にするならSBI証券の方が合理的と言えます。

投資を始める前に知っておくべき「リスク」と対策

オルカンは「無敵」ではありません。過去には大きな変動も経験しています。

  • 為替リスクの現実: 2024年7月、円高進行と米国景気懸念が重なった際、オルカンの基準価額は27,282円から22,688円まで、わずかな期間で約17%も下落しました。円安が追い風になる一方で、円高は基準価額を押し下げる「負のブースト」になることを忘れてはいけません。
  • 元本割れのリスク: 株式100%の性質上、一時的に資産が30%以上減少する場面も想定されます。

【対策】リスクをコントロールする2つの鍵

  1. ドル・コスト平均法(積立投資): 毎月一定額を機械的に買い続けることで、価格が高い時は少なく、安い時は多く買い、平均購入単価を平準化します。
  2. 10〜20年以上の長期保有: 短期的な暴落に慌てて売却せず、世界経済の長期的な成長と複利の力を信じて「持ち続ける」ことが、リスクを乗り越える唯一の道です。

まとめ:今日から一歩を踏み出そう

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、世界経済の成長という巨大なインフラに相乗りするための、最も洗練されたツールです。

目先の「年率20%」や「円安・円高」に一喜一憂する必要はありません。
大切なのは、リスクを理解した上で、自分に合った金額を淡々と積み立て続ける「一貫性」です。

今日、少額からでも「全世界のオーナー」としての第一歩を踏み出すことが、10年後、20年後の大きな資産形成に繋がります。
あなたの賢明な投資判断を応援しています。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました!

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