新興国株式インデックス への投資をお勧めしない理由

投資信託

こんにちは。
今日は、最近人気のある投資信託の一つである「新興国株式インデックス」について、私の見解をお伝えしたいと思い記事を書きます。

オレは2年ほど前に「新興国株式インデックス」への積立投資を始めました。
その後、1年間は毎月追加投資をしましたが、収益が上がらないことを理由に、追加投資をやめました
その後は、買い増しも売却もせず、いわゆる塩漬けの状態です。
ちなみに現時点で10%ほどの損失です。

今回の記事は、
新興国株式インデックス への投資をお勧めしない理由
と題して、オレが新興国株式への投資をお勧めしない理由をお伝えしたいと思います。

新興国株式インデックス への投資をお勧めしない理由

新興国株式インデックスファンドは、新興国の株式市場に連動するインデックスファンドです。
手数料が安く、分散投資ができるというメリットがあります。
しかし、オレはこのファンドへの投資をお勧めしません。
理由を3つ挙げます。

政治的・経済的・社会的なリスクが高い

新興国株式インデックス への投資をお勧めしない理由の1つ目は、
政治的・経済的・社会的なリスクが高い
です。

新興国の株式市場は、先進国に比べて政治的・経済的・社会的なリスクが高いです。
そのため、価格変動が激しいです。
特に、新型コロナウイルスの感染拡大やワクチン接種の遅れなどにより、新興国の景気回復はいまだ不透明という意見も散見されます。

また、米中貿易戦争や地政学的な緊張なども、新興国の株式市場に影響を与える可能性があります。

本当の意味での分散投資にならない

新興国株式インデックス への投資をお勧めしない理由の2つ目は、
本当の意味での分散投資にならない
です。

例えば、新興国株式インデックスファンドのうちのあるファンドは、MSCI Emerging Markets Indexという指数に連動しています。
この指数は新興国のうち、中国・台湾・韓国などのアジア地域が約80%を占めています。
つまり、このファンドはアジア地域に偏っており、本当の意味での分散投資とは言えません。

また、中国・台湾・韓国などの株式市場は、日本と相関が高く、日本株と同じように動く傾向があります。
これでは、日本株との相補性が低く、リターンを高める効果が期待できません。
日本株だけを買っているのと同じリスクを背負うことになります。

為替ヘッジを行っていないファンドがある

新興国株式インデックス への投資をお勧めしない理由の3つ目は、
為替ヘッジを行っていないファンドがある
です。

新興国株式インデックスファンドのうちのあるファンドは、手数料が安いという点が売りです。
その一方で、為替ヘッジを行っていない場合があります。

為替ヘッジとは、外貨建ての資産を保有する際に、為替変動による損失を防ぐために行う手法です。
為替ヘッジを行わない場合、円安になると利益が増えますが、円高になると損失が発生します。
つまり、為替ヘッジを行っていないファンドへの投資は、為替リスクも背負うことになります。

もちろん、為替ヘッジを行っていないファンドはたくさんありますし、同じ種類のファンドでも為替ヘッジを行うものと行わないものの2種類が用意されているファンドもあります。
ただ、新興国』という為替変動が激しい投資先に対して、為替ヘッジを行わないままお金を突っ込むのは、投資家としてどうかな、と思っている次第です。

まとめ

今回の記事は、
新興国株式インデックス への投資をお勧めしない理由
と題して、オレが新興国株式への投資をお勧めしない理由を解説しました。

「新興国株式インデックス」への投資は、リスクが高く、リターンが低いという組み合わせだと思っています。
かく言うオレも、このファンドにかなりの額を投資してしまいました。
だからこそ言えます。新興国株式への投資は慎重に考えてください。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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