バイクに乗っていて無過失交通事故に遭った時の記録を書いています。このシリーズの記事では、
- 無過失交通事故に遭うとこんな苦労をする
- 相手の保険会社と交渉する時はこんな対策をしたほうがいい
- 自動車保険の弁護士費用特約は絶対に入っておくべき
ということを伝えたいと思っています。
少しでもお役に立てればうれしいです。
警察署へ行って現場検証
今回の記事では、
無過失交通事故 パート9 警察署へ行って現場検証
というテーマで書きます。
警察署へ到着
病院を出て電車に乗ったオレは、無事に警察署の最寄り駅へ到着。
その後、徒歩で警察署へ向かいました。
歩き出して数分もすると、警察署の建物が見えてきました。
警視庁ほど立派ではありませんが、所轄の警察署にしてはなかなか立派な建物でした。
警察署の入り口を通り抜けると、すぐに受付カウンターがありました。
受付には、60歳前後の男性警察官と、50歳前後の女性警察官がいました。
オレが受付に近づいていくと、男性警察官がオレに気づき、声をかけてきました。
「どうしましたか?」
「交通事故の件でお伺いしました。担当の○○さんをお願いします」
とお願いすると、さっそく取り次いでくれました。
「ソファに座ってお待ちください」
と言われたので、受付カウンターの近くにあったソファに座って待つことにしました。
相談室から漏れてくる声に聞き耳を立てる
受付カウンターの近くにあったソファに腰を下ろすと、
どこからともなく人の声が聞こえてきました。
あたりを見渡すと、「相談室」と書かれた部屋がありました。
声はその部屋から漏れてきていました。
部屋の中は見えませんでしたが、
おそらく、高齢の男性が警察官に何かを相談している様子。
ここにその相談内容を書くことはできませんが、
オレが聞いたところでは、高齢男性は同じことを何度も何度も繰り返し語っていました。
高齢男性の話を聞いていた警察官は、その話に辛抱強く耳を傾けていました。
『警察官て、いろんな仕事をしてくださってるんだなー』
と思わされる出来事でした。
担当の警察官に診断書を渡す
相談室から漏れ聞こえてくる声に耳を傾けること数分。
今回の事故の担当して下さる警察官がやってきました。
40代くらいの男性警察官で、柔道が強そうな感じの方です。
まずは病院で発行された診断書を提出して欲しいとのこと。
オレは診断書を手渡しました。
なお、診断書は返却されないとのこと。
なので、コピーを取ってもらい、オレはコピーのほうをもらいました。
もしあなたが事故を起こして、自分用の診断書が必要な場合は、病院で2通もらっておきましょう。
もう一度病院に行くのは面倒です。
事故の相手の情報を渡される
診断書のコピーをもらった後、
事故の相手の氏名と電話番号が書かれたメモ用紙をもらいました。
メモを手渡されたと同時に、
「相手の方が○○さんの連絡先を知りたいとおっしゃってますけど、教えても大丈夫ですか?」
と尋ねられました。
「はい。大丈夫です」と答えました。
どんな人か分からないけど、今後の示談に備えて連絡先の交換は必須ですからね。
示談か~。本当に憂鬱になります。
事故現場に移動して現場検証
続いて、
事故現場で現場検証をしなければならない、
ということで、事故現場に向かうことになりました。
担当の警察官と、もう一人の警察官が加わり、総勢3人でパトカーで移動しました。
事故現場に到着すると、何事も無かったかのように時間が流れていました。
『オレ、ほんの数時間前にここでバイクごと吹っ飛んだんだなー』と思いました。
同時に、『夢だったらいいな』と思いましたが、
体の痛みは正直です。どこが痛いのか分からないような痛みが全身を走ります。
事故は確実に起きたのだと実感しました。
なお、オレのバイクの破片などはきれいに片づけられていました。
ちなみにバイクは、近くの交番に停めてあるとのことでした。
警察官の指示のもと、現場検証が始まりました。
どの道を通ってどの車線を走ったのか?
どこで歩行者に気づいたのか? スピードは何キロくらい出ていたか?など、
事細かに聞かれました。
路上で現場検証している間、
通り過ぎる車のドライバーや歩道を歩く歩行者から、好奇の目で見られました。
警察と一緒にいると、悪いことなんて全くしてないのに、
なんとなく悪いことをした人みたいになってしまいます。
かなり恥ずかしかったです。
現場検証は15分ほどで終了しました。
この後、バイクを停めてある交番に向かうことになりました。
この続きはまた書きます。
読んでくださりありがとうございます。
事故の概要
- 当方:バイク
- 相手:歩行者(中年男性)
- 事故時間帯:午後
- 事故現場:幹線道路(横断禁止場所)
- 事故状況:右折信号(矢印)で右折した後、反対車線の信号待ちの車の間から、道路を横断しようとした歩行者が飛び出してきた。オレは歩行者を回避してバイクごと転倒。歩行者には接触していない。
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